|
<赤酒編>
Q1.赤酒はなぜ赤いのですか?
赤酒は製造過程において、もろみにアルカリ性の木灰を入れますが、それにより酒自体がアルカリ性か、それに近いものになります。アルカリ液中では、糖類やアミノ酸のアミノカルボニル反応(メイラード反応)が促進されるため、時間が経つにつれて自然に赤褐色に変化します。
(これらの反応は、みりんや清酒でも見られますが、それらは酸性のため、変色がさほど進みません。)
Q2.赤酒に灰を入れるのは何のためですか?
灰を入れるのは、酒の中の酸を中和し、火落菌による酸敗を防ぐためで、その結果、保存性が保たれます。これは日本古来(平安時代以前)から伝わる方法です。
Q3.赤酒は飲みやすいけどちょっと甘すぎるのではないですか?
確かに赤酒は、誰もが飲みやすいように、またお料理に使ってもよいように、かなり甘めに仕込んであります。「甘くてちょっと」という方は、清酒で割って飲むとおいしくいただけます。(赤酒は元来清酒の仲間で、作り方も同じなので相性は抜群です。)
Q4.飲用赤酒と料理用赤酒はどうちがうのですか?
料理用赤酒が、みりんとほぼ同じエキス分(糖分等)なのに対し、飲用赤酒はその3分の2程度のエキス分。(みりん47%、料理用43%、飲用32%:飲用赤酒が当社オリジナルの赤酒で、料理用はみりんを使いなれた調理師さんのアドバイスにより製造するようになったものです。)
Q5.赤酒は料理に使うとなにがよいのですか?
・成分がアルカリ性のため、肉や魚の身をしめない。(タンパク質を固くしない) ・醸造による旨味成分が豊富に含まれており、料理の味に広がりがでる。 ・甘さも上品で、ベタベタせずキレがよい。 ・テリ、ツヤよく仕上がり、料理が冷めてもテリが落ちない。 ・アクのある野菜を煮たときも色が変わらず、きれいに仕上げる。 ・煮切る必要がない。 ・清酒とみりんを一緒にしたようなもので、清酒を使わなくても済む。(特に飲用の場合)
Q6.赤酒とみりんはどうちがうのですか?
・製法上:赤酒は醸造酒(発酵を伴う)、みりんは混成酒(発酵しない)。 ・酒税法上:赤酒は「その他の雑酒1」、みりんは「みりん」。 ・成分上:赤酒は微アルカリ性、みりんは酸性。
(詳細は赤酒とみりんとの比較のページを参照。)
<お屠蘇編>
Q1.お屠蘇の由来は?
四世紀に記された中国の「肘後法」という文献にはじめて登場。それによると屠蘇は三国時代の名医華陀が作ったもので、元旦にこれを飲めば、病気やすべての不正の気を避けることができると記されています。 日本には奈良時代から平安時代にかけて伝わり、宮中儀式として採り入れられ、一般に広まったのは江戸時代からと言われています。 また屠蘇の呼び名は、屠蘇散の生薬の配合が当時の流行病をくい止め、そのため屠ったものが蘇ったという説、また蘇という邪気を屠るという説などがあります。
Q2.屠蘇散(お屠蘇の袋)の中身は何ですか?
いわゆる「漢方薬」で、一般的には「白朮」「桔梗」「桂皮」「山椒」「防風」などを中心にブレンドしてありますが、調合元によりその配合は少しづつ異なるようです。
ちなみに瑞鷹が赤酒用に配布しているものは、赤酒に合うよう6種類の生薬(中身は秘密!)を調合しています。
Q3.屠蘇散はどこで手に入りますか?
屠蘇散は前述の通り「漢方薬」ですから、お薬屋さんで購入するのが一般的ですが、お酒屋さんや病院で配布・販売されることも多いようです。
Q4.屠蘇散の使い方は?
最近の屠蘇散はティーバッグ方式になっているので、大晦日の夜に、屠蘇器に移した酒の中に浸し、翌朝飲む前に引き上げると、成分がしみだし、適度な香りがつきおいしくいただけます。
Q5.お屠蘇に使うお酒は?
熊本地方では伝統的に赤酒をお屠蘇に使いますが、一般にはその土地の地酒(清酒、みりん)が多いようで、清酒とみりんを混ぜてお屠蘇にする場合もあるようです。
Q6.屠蘇器をもってないんだけど。
屠蘇器などはなくても手持ちのとっくりや盃で充分です。要は年に一度1年のスタートを、一家そろってその一年を健康にすごしたいという願いを込めて、厳かな気分で迎える気持ちが大切なのではないでしょうか。
|