(栃木県上都賀郡) |
<飯沼銘醸株式会社> 姿・杉並木 |
|
「杉並木」の酒銘は、日光杉並木街道に由来し、街道筋には現在も一万三千本以上が成長を続けており、総延長三十五kmにも及ぶ並木が残されています。日光例幣使街道に面する西方町は良質な米の産地として、戦前から有名な田園地帯で、水も空気も折紙付きの環境の中に弊社は立地しております。その仕込水は男体山を水源とする大谷川の伏流水を使用し、そこで醸されるお酒は、新潟杜氏の技と相まって、スッキリしてしかも味わいのある風味を出しております。又、地元産の酒米の山田錦を使用した純米吟醸酒「杉並木 年輪」の味わいが好評を博しております。
江戸時代、諸国の大名が東照宮に競って、高価な金品を寄進するなかで松平正綱は寛永年間から20余年を費やし、約十万本の植樹を行ったのが杉並木の謂れである。
酒造りにとって大事な三つの要素は米と水と空気です。
米は地元産の酒米であり、水は自社敷地内の深井戸から汲み上げた水で、大谷川の伏流水と言われています。
酵母は県の産業技術センターが年々開発する酵母の中で蔵にあったもので、酒質の目的に適うものを使用しております。加えて杜氏は新潟県柏崎市の出身で当社の杜氏暦は20年余になります。また、最近の傾向で地元の若手4名を酒造に従事させて、伝統の技を継承させようと試みております。
地元銘柄は「杉並木」で年産約600石を造っておりますが、県外向けに飯沼専務自らが手掛けた「姿」の生産数はわずか60石。
取扱店も数店の為、入手困難となっておりマニアックな日本酒ファンの間では年々、その評価を上げ人気の的となっています。 |
地元銘柄の「杉並木」は以前より知っていたのですが、「姿」については正直、知りませんでした。
このお酒との出会いはあるお酒の会で入手困難な酒ばかりを集めたマニアックなイベントででした。
この「姿」を飲んだ瞬間、率直にその美味しさに感動し、久々に「美味しい」と思えたお酒との出会いでした。
この会では何十人の参加者全員で30種類のお酒それぞれに点数をつけてランキングしたのですが、最高点を獲得したのが、この「姿」です。
参加者はマニアックな愛飲家や蔵元、酒販店等、お酒のプロフェッショナルばかり。
これだけでこの「姿」の凄さはこれ以上、語る必要は無いでしょう。
生産量が本当に少なく造りも600kg仕込みを一本ずつだけですので、リリースされてもすぐ無くなってしまうために入手が難しいお酒ですが、このページで販売されているときには是非とも手に入れてくださいね! |
日本酒「姿」醸造元:飯沼銘醸訪問記がこちらからご覧いただけます。 |
※表示価格に消費税が加算されます。 |
|